「果物」と「果実」の違いとは?分かりやすく解釈

「果物」と「果実」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「果物」「果実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「果物」とは?

「果物」とは?

「果物」は、「果実」という植物の種子を含む実のことで、食用に適した甘みがある物を「果物」と呼びます。

その上で、食用で甘みがあることが「果物」である条件で、例えば、食用ですが甘くない植物の種子を含む「果実」「果物」ではありません。

例を挙げますと、「バナナ」「果物」で実に種子を含んでますが、栗は甘くないため、「果物」ではなく、食用である、「果実」扱いです。

「果実」とは?

「果実」とは?

「果実」は、食用で種子を含む実ですが、甘みがない物です。

例えば、キュウリは分類上、「果実」で理由は甘みが無い上で実を食用で食べます。

トマトも実は、「果実」で元々は、甘い実をつける植物ではないトマトを品種改良という方法で改良し、甘くしたが故、分類上では「果実」です。

「果物」と「果実」の違い

「果物」と「果実」の違い

「果物」「果実」の違いは、食べることができる種子を含む実が甘いかどうかです。

その為、キュウリは実を食用としていますが甘くないため「果実」ですが、バナナは、実が甘いので「果物」になります。

「果物」の例文

「果物」の例文

・『果物屋でリンゴを買う』
この例は、食用である、種子を含む実を販売しているお店でリンゴを買うという例です。

「果物」は、甘みがある種を含む実のことで実を食用として食べ、「果物屋」とは、そうした実を扱うお店になります。

なお、「果物屋」さんと「八百屋」さんの違いは、「八百屋」さんは野菜を売っているお店で、江戸時代に存在したお店の在り方で「果物」は扱っていませんでした。

「果実」の例文

「果実」の例文

・『果実が腐敗する』
この例は、食用ではあるが甘みがない種を含む実が腐ったという例です。

恐らく、管理を怠って食用の実を腐らせてしまったのだと思われます。

なお、「果実」は冷蔵による保存を徹底していれば、植物である性質上日持ちを指せることができるのですが、品質管理による、冷蔵を怠ると腐敗が進むため、腐敗したものは食用にはなりません。

何故なら、腐敗した植物は微生物により毒素を持つため食中毒の原因になるためです。

まとめ

まとめ

「果物」「果実」の違いは、種がある実が甘いかどうかです。

そして、「果物」「果実」は両者ともに食用でなければならず、甘いものを「果物」、甘くはないけど食べられる物を「果実」としたのです。

なお、野菜はどうなの?という疑問ですが、野菜は、葉を食べることを意味し、白菜のように葉を食べることを重要視しますので野菜は葉である必要性があります。

その為、トマトは、「果実」を食べるため分類上は「果実」なうえ、甘いのにも関わらず「果実」です。

これは、トマトの場合、元々食用で食べることができる実が甘くなく、幾度と人間が人工的に手を加えて無理やり甘くしたが故、「果物」になることができませんでした。

逆を言えば、「果物」は、人間が手を加えなくても元々甘いという事実がある物を「果物」と呼びます。