この記事では、「ドッグフード」と「キャットフード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドッグフード」とは?
「ドッグフード」は、犬を対象に製造された食べ物の総称です。
犬が食べても安全な原材料をブレンドして固形やペースト状に成型したもので、一般には主食用のフード、総合栄養食を指します。
犬の体に必要な栄養素がバランスよく配合されているのが特徴で、毎日の食事に適量を取り入れることで、健康的な生活をサポートするのに役立ちます。
犬は肉を好むイメージが持たれがちですが基本的に雑食性です。
ヒトの場合は、食事で摂取する三大栄養素の割合は、炭水化物が約50〜60%、たんぱく質が約15〜20%、脂肪が約20〜25%(年齢等によっても異なります。
)が理想とされ、「ドッグフード」はヒトの食事よりもややたんぱく質の割合が多い程度となっています。
各メーカーから、年齢、犬種、目的ごとに栄養バランス、配合成分、し好性などを考慮して作られた、さまざまなタイプの「ドッグフード」が販売されています。
「キャットフード」とは?
「キャットフード」は、猫を対象に製造された食べ物の総称です。
猫が食べても安全な原材料をブレンドして固形やペースト状に成形したもので、主食、総合栄養食などの製品があります。
猫の体に必要な栄養素が不足しないようバランスよく配合されており、猫の食欲を高めるため、し好性を高める味や香りが付けてあるところが特徴です。
猫は基本的に肉食であり、雑食性であるヒトよりも動物性のたんぱく質や脂肪を必要とします。
そのため「キャットフード」はヒトや犬の食事に比べて炭水化物が少なく、たんぱく質、脂肪が多めとなっています。
さまざまなタイプの「キャットフード」が販売されており、猫の年齢、し好性、目的などによって猫に合った製品を選ぶことができます。
「ドッグフード」と「キャットフード」の違い
「ドッグフード」と「キャットフード」の違いを分かりやすく解説します。
これらは、動物の体に必要な栄養素をバランスよく配合した「ペットフード」の一種で、「ドッグフード」は犬専用、「キャットフード」は猫専用に製造されている点が大きな違いになります。
両者を比べると、犬は雑食性であるため「ドッグフード」は炭水化物、たんぱく質、脂肪の割合がヒトの食事と近いですが、猫は肉食で「キャットフード」は「ドッグフード」よりもたんぱく質、脂肪が多めになっているところが異なります。
また、猫は犬と違って体内で生成できない栄養素があるため、「キャットフード」はそれらの栄養素が強化されているといった違いもあります。
原材料は大きく変わらないので犬、猫がどちらを食べても問題はありません。
ただし「キャットフード」のほうが味が濃い、栄養価が異なる、といった違いがあるため、与え続けると体に負担がかかる可能性が出てきます。
まとめ
「ドッグフード」は犬専用、「キャットフード」は猫専用のペットフードです。
犬も猫も食べることができますが、動物に合った食事を与えることが基本となります。