よく聞きう言葉に「仕事きっちり」というものがあります。
この記事では、「きっちり」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「きっちり」の意味
「きっちり」とは、第一の意味としては「サイズや量などがちょうど合っていて、ズレがない」状態のことを言います。
たとえば、「このマンホールの蓋はきっちり閉まります」あるいは「お釣りが出ないようにきっちり払います」のように使います。
これは、多くの場合は「余裕がない」ことも含んでいる表現です。
英語では「tightly」あるいは「exactly」などが同様の意味で使われます。
そして、その用途を拡大して、前述の「仕事きっちり」という例にもあるように、何かに対して真摯に向き合って、手を抜くことがないという意味でも使用されます。
多くの場合は、良い意味で使われ、「きっちり」行うことによって、結果が正しく、良いものになることを前提にしています。
「きっちり」の言い換え
「きっちり」という言葉の言い換えは以下の通りです。
「きっちり」の敬語やビジネスでの言い換え
ビジネスの現場においては、「きっちり」という考え方は必須のものですが、「きっちり」自体は若干カジュアルな表現なので、以下のような言い換えができます。
・『丁度』
「ちょうど」と読みます。
ビジネスにおいて、「過不足がない」ことを表すことばとしてはこちらの「丁度」のほうが頻繁に使用されます。
・『正に』
「まさに」と読みます。
ジャストであって、それ以外にはないということを強調したい時に使用することばです。
たとえば、「まさに、それが私の言いたかったことです」のように使います。
副詞的に「まさしく」という言い方もします。
・『正確に』
「せいかくに」と読みます。
同じように、それよりも多くても少なくてもいけないということを示すために使用されます。
「きっちり」の類語や言い換え
「きっちり」ということばには、他にも以下のような類語がたくさん存在します。
・『ぴったり』
サイズや量がちょうどであることを表現することばとしては、「きっちり」よりも「ぴったり」を使用する頻度の方が高いでしょう。
よりジャストであることを強調した表現です。
副詞的に「ぴたっと」という言い方もします。
・『ずばり』
このことばも、それが正解であるということを言いたい時に使うことばです。
「ずばり、そのとおりです」のように使用します。
・『まさしく』
「まさしく」も、正しいと考えられる点そのものであるということを表す時に使用します。
たとえば、「まさしく、それが今回のポイントです」というように使います。
まとめ
今回は「きっちり」について紹介しました。
この機会に「きっちり」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。