「未来」と「行く先」は似たような印象で使われる言葉ですが、具体的に何が違うのでしょうか。
この記事では、「未来」と「行く先」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未来」とは?
「未来」とは、「まだ来ていない現在よりも先の時」を指す言葉です。
時間を表す言葉の一つで、現在を基準にした場合の、まだやってきていないこの先の時間を意味します。
過ぎ去った時間のことを「過去」というのに対し、これから訪れる時が「未来」です。
我々が認識できる時間は、今の現在と過ぎ去った過去のみです。
「未来」がやがて訪れることは確定していますが、どのような内容になるのかは不確定であり、予想や想像はできるものの具体的な内容は分からず、現在の時点からは観測できません。
「行く先」とは?
「行く先」とは、「目指して向かい進んでいく方向」を意味する言葉です。
行こうという意志に従って進んでいく先や、今の状態を続けるとたどり着く時間的な先を意味します。
基本的には特定の意志に基づいて選ぶ先を表す意味で使われますが、時間的な先の意味で使う場合は物事の成り行きや結果に近しい意味で使われます。
「未来」と「行く先」の違い
「未来」と「行く先」の違いを、分かりやすく解説します。
「未来」と「行く先」の違いは「方向性」です。
「未来」は平等に訪れる時間的な先を意味するのに対し「行く先」は意志や状態の結果として訪れる方向を有する先を表す、という違いがあります。
「未来」は時間的な意味に限定される言葉ですが「行く先」は時間的な先に加えて目的地や目指す場所など空間的な意味でも使う表現です。
「未来」の例文
・『未来が楽しみだ』
・『タイムマシンができたら未来に行ってみたい』
「行く先」の例文
・『出かける前に行く先を知らせておく』
・『店の行く先は不安でいっぱいだ』
まとめ
「未来」と「行く先」は明確な基準で区別されています。
どんな意味を持つのかをきちんと理解して使い分けてください。
