この記事では、「ぶつかる」と「当たる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ぶつかる」とは?
物に当たることを「ぶつかる」といいます。
故意ではなく、気づかずに歩いていて衝突する行動を指すのです。
「大型車と自転車がぶつかる」といった使い方するのです。
また、通り過ぎるとき人と腕がぶつかる、立つとき椅子に足をぶつけるといった場面で使われています。
このようなところから、あまり会いたくない人と出くわすといった状況を指すのです。
「当たる」とは?
手や鞄が一瞬でも乗り物や建物、人に触れたことを「当たる」【あたる】といいます。
軽く鞄が自転車の横を通るとき触れたり、勢いよく走行車に買い物袋が触れて、中身が飛び出てしまった状況を表す場合もあるわけです。
使い方としては、「子供が振り回した鞄が塀に当たる」と、何がどのように触れたかを具体的に表します。
他にも「当番に当たる」といって、自分が担う番になったと伝えられるのです。
「ぶつかる」と「当たる」の違い
ここでは「ぶつかる」と「当たる」の違いを、分かりやすく解説します。
たまたま歩いていて、人や建物に接触することを「ぶつかる」といいます。
また、運転していて車が壁や塀に正面から衝突するという状況でも使うのです。
もう一方の「当たる」は人に自分の方から触れたと伝えるとき使います。
ここからクジが当たった、役に選ばれたといったときにも使えるのです。
この2つの大きな違いは、衝突するという意味で使うのが「ぶつかる」で、「当たる」は接触という意味合いで使います。
「ぶつかる」の例文
・『隣の車にぶつかるといけないので、注意して駐車した』
・『意見が合わない妹とは喧嘩になるので、会わないようにしている』
「当たる」の例文
・『壁に当たる手前でハンドルを左に切り、衝突を回避した』
・『歩く人が持つ物が車に当たると嫌なので、用心して走行した』
まとめ
どちらも用心したとしても起こる場面で使いますが、どのような場面でどう使うかに注目して、うまく状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。