「いちゃもん」と「因縁」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「いちゃもん」と「因縁」の違いとは?言い換え

この記事では、「いちゃもん」「因縁」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いちゃもん」とは?

いちゃもんとは、いわれのない言いがかりや難癖のことをいいます。

「いちゃもんをつける」といった使い方をします。

いちゃもんの「いちゃ」は擬態語の「いちゃいちゃ」で、現在は男女が仲良く過ごす様子を表しますが昔はぐずぐず文句を言って言い争うことを表していました。

「もん」「文句」のことを指しています。

「因縁」とは?

因縁とは、言いがかりのことをいいます。

「因縁をつける」といったりします。

また、因縁は元々仏教の用語で、「因」は直接的な原因を表しており「縁」は間接的な原因を表しています。

仏教ではすべての物事は「因」「縁」の働きによって起こると考えられています。

それから因縁には、以前からの関係や前世から定まった運命という意味もあります。

「いちゃもん」と「因縁」の違い

いちゃもんも因縁も言いがかりを表す言葉です。

いちゃもんは俗語で、文句を言うといったニュアンスが強いです。

それに対して因縁は、脅したりゆすったりして金品を奪おうとする時に用いられます。

また、因縁には以前からの関係や前世からの運命といった意味もあります。

「いちゃもん」の例文

・『あの人は常連だが、何かといちゃもんをつけてくるので困っている』
・『ただ歩いていただけなので、通りすがりの男にいちゃもんをつけられた』
・『いちゃもんをつけるのは止めてほしい』

「因縁」の例文

・『肩がぶつかった男に因縁をつけられ、お金を巻き上げられてしまった』
・『街中で数人の男に因縁をつけられたが、相手にしなかった』
・『また、決勝戦で彼と戦うことになったのは、何かの因縁を感じる』

まとめ

いちゃもんも因縁も言いがかりのことをいいます。

いちゃもんは文句を言うというニュアンスが強く、因縁は金品を脅したりゆすったりして奪う場合などに用いられることが多いです。