「ともすれば」と「ともすると」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ともすれば」と「ともすると」の違いとは?言い換え

この記事では、「ともすれば」「ともすると」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ともすれば」とは?

放っておくとある状態になりやすいというシチュエーションを意味する言葉です。

「ともすれば」という言葉は、そのままの状態にしておくと、その傾向が進みやすくなってしまうということを表現すると言えます。

また、「ともすれば」は、物事の可能性を相手に示す前置きの言葉だと考えられます。

「ともすると」とは?

「ともすれば」と同様に、放っておくとある状態になりやすいというシチュエーションを意味する言葉です。

やや柔らかい印象を与えられます。

また、「ともすれば」よりも「ともすると」の方が、その状態になる度合いが弱いというニュアンスを感じられます。

「ともすれば」と「ともすると」の違い

「ともすれば」「ともすると」の違いを、分かりやすく解説します。

「ともすれば」「ともすると」は、共に、ひょっとするとや、場合によってはなどのような意味で使用される言葉で、仮定条件を表す言葉である、意味は基本的に同じです。

しかし、「ともすれば」の方がやや古めかしい印象があるで、日常会話では「ともすると」の方が自然に聞こえると言えるでしょう。

「ともすれば」の例文

・『ともすれば、怒りに我を忘れてしまいそうなので、一旦1人になる時間をもらえないでしょうか?』
・『ともすれば、書類提出を忘れてしまいそうなので、きちんと予定帳に記載したうえで、すぐに記入するつもりだ』

「ともすると」の例文

・『ともすると、このビジネスプランは、はじめる前に頓挫するかもしれない』
・『ともすると、彼らは結婚するのかもしれので、そうなると、非常にめでたいことだ』

まとめ

「ともすれば」「ともすると」は、共に、仮定条件を表現し、意味は全く同じです。

その中で、使用する場面やニュアンスが異なるので、正しく使い分けられるように注意しましょう。