「ストリート」と「アベニュー」はどちらも外国語が元になった言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「ストリート」と「アベニュー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ストリート」とは?
「ストリート」は英語の“street”が語源のカタカナ語で、「通り」や「街路」といった意味があります。
また、「市街地の若い人たちを中心に発生する流行や文化」という意味で、他の言葉と組み合わせて使われるケースもあります。
「アベニュー」とは?
「アベニュー」は英単語の“avenue”が由来となった言葉で、「並木通り」「大通り」という意味があります。
主に「通りに沿って樹木が植えられている通り」や「その街のメインになる大通り」に対して使用されるようです。
「ストリート」と「アベニュー」の違い
「ストリート」も「アベニュー」も道路などの「通り」という意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「ストリート」は「通り」「街路」を意味し、主に「通りの両サイドに建物が立ち並んでいる道」を示すとされています。
「ストリート」としてよく知られているのは、マンハッタン橋が見える「ワシントン・ストリート」、ニューヨークのソーホー地区に位置する「クロスビー・ストリート」、ニューオーリンズに位置する「バーボンストリート」などです。
また、「ストリート」は「ストリートファッション」などのように、「他の言葉の直前につけて、市街地の若者を中心として生まれる流行や文化などを表現する言葉」として用いられる場合もあります。
一方「アベニュー」は、「通り沿いに樹木が植えられている並木通り」や「その街のメインになる大通り」という意味合いがあります。
ニューヨークに位置する「マディソン・アベニュー」や、「五番街」とも呼ばれるニューヨークの「フィフス・アベニュー」、観光や買い物が楽しめるロサンゼルスの「メルローズ・アベニュー」などが有名です。
なお、アメリカでは「東西」に走る通りを「ストリート」、「南北」に走る通りを「アベニュー」と呼ぶことが多いようです。
まとめ
「ストリート」は「両側に建物が立ち並んでいる通り」「街の若者を中心に発生する流行や文化を表す言葉」を示し、「アベニュー」は「並木通り」「その街のメインになる大通り」を示します。
ぜひ英語由来の言葉の違いを知る参考にしてください。