この記事では、「鶏ガラ」と「コンソメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鶏ガラ」とは?
鶏の肉をきれいに取った骨を「鶏ガラ」【とりガラ】といいます。
肉とは違ったさっぱりしたダシがとれるのが魅力であり、スープを作るとき食材の味を邪魔しません。
野菜との相性も良く、煮込むと食材の甘みと旨みが感じられる美味しいスープになります。
肉を支える骨髄にはゼラチン質がたっぷり含み、グルタミン酸の旨味が重なり合う「鶏ガラ」は野菜炒めやラーメンにもよく使われている部位です。
料理に深みを足したいと思うときにも最適な素になります。
「コンソメ」とは?
骨だけではなく、魚や鶏肉、牛肉といった食材を含むのが“consomne”「コンソメ」です。
肉からとったエキスをたっぷり含み、さらには香味野菜を入れて、深みがある独特な味に仕上げられています。
食材から出た香りが前面に出せるのが魅力であり、西洋料理の隠し味としてよく使う隠し味です。
透明度が高い琥珀色のスープとなり、食材の美しい色をうまく引き出します。
フランス料理では長時間食材を煮て作り、洋風だしとして味で整えて使うブイヨンです。
「鶏ガラ」と「コンソメ」の違い
ここでは「鶏ガラ」と「コンソメ」の違いを、分かりやすく解説します。
鶏の骨をじっくり煮込んでとった旨みが「鶏ガラ」で、お湯に加えるだけで簡単に中華風のスープができます。
骨は助骨と脊髄に調味料を加えてあり、スプーン1杯でも淡白な野菜炒めにも深みを出せるのです。
もう一方の「コンソメ」にはゼラチン質が多い魚や肉を長い時間かけて煮込んだ後にとったブイヨンになります。
丁寧にアクを取り除き、食材の旨みをぎゅっとまとめた西洋のダシとも言えるのです。
これ1つで味に独特な香りと深みを出し、脂分も気にならないほどさっぱりした琥珀色のスープができます。
まとめ
安く買えるものではありますが、煮る骨の種類に違いがあります。
何を使っているか比較してみれば、どのような食材を選ぶとより美味しい料理ができるか分かるようになるでしょう。