この記事では、「社団」と「組合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「社団」とは?
「社団」は「しゃだん」と読みます。
「社団法人」の略で、「一定の目的のために集まった集団で、権利や義務の主体となることができる、法律上に資格を得られたもののこと」です。
比較的設立が容易な「一般社団法人」や、公益のために設立されたと認定された「公益社団法人」などがあります。
「組合」とは?
「組合」は「くみあい」と読みます。
「組合」は「民法上、2人以上のものが出資しあって、共同の事業を営むことを約束する契約により、成立した団体で、法人となる資格がないもの」という意味があります。
また「組合」には「特別法によって、特定の共同目的を果たすために、一定の資格のあるもので組織することを認められている団体」という意味があります。
例えば、「協同組合」や「共済組合」などがあります。
「社団」と「組合」の違い
「社団」と「組合」の違いを、分かりやすく解説します。
「社団法人」も「組合」も「一定の目的のために集まった集団」という共通の意味があります。
ただし、「社団」は、法律で認められた法人であるのに対して、「組合」は、任意の団体として存在することもあるという違いがあります。
また「社団」は、公共性や社会貢献性が高い事業が多い傾向があるのに対して、「組合」は、そうではないという違いもあります。
「社団」の例文
・ 『社団法人を設立し、社会貢献を目指す』
・ 『社団法人には4種類あり、それぞれの特徴がある』
「組合」の例文
・ 『組合に所属して、給料を上げるために戦う』
・ 『事業協同組合は、組合員の経営近代化や合理化などのために活動する』
まとめ
「社団」と「組合」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉をきちんと使い分けてみてはいかがでしょうか。