「ご承知おきください」とは?言い換えを徹底解釈

「ご承知おきください」とは?言い換え

この記事では、「ご承知おきください」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「ご承知おきください」の意味

「ご承知おきください」は、「相手に対してこちらの事情などを知っておいて欲しいとお願いする丁寧な表現」です。

「ご承知」「ご」は相手の動作を敬う接頭辞、「承知」「事情などを知ること」「相手の依頼・要求などを聞き入れること」という意味、「承知おき」として使う場合は「事情などを知ること」という意味になります。

「おき」は動詞「置く」の連用形で「心をそこにとどめる」という意味、「ください」「くれ」の尊敬語です。

基本的に、自分達の都合で相手に何らかの不都合が生じる可能性がある時に使われます。

ただし、命令するニュアンスを含みますので、目上の人や社外の人に使うと失礼にあたります。

「ご承知おきください」の言い換え

「ご承知おきください」は、日常で使う場合「知っておいてください」になります。

「知る」「認識する」「気づく」「理解する」「経験する」「身に付ける」など非常に幅広く使われる言葉です。

「ご承知おきください」のビジネスでの言い換え

「ご承知おきください」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。

・『お含みおきください』
「お含み」「お」は尊敬語の接頭辞、「含み」は動詞「含む」の連用形で「物を口の中に入れたままの状態を保つ」から転じて「事情をよく理解して心にとめておく」という意味です。

・『ご了承ください』
「ご」は尊敬語の接頭辞、「了承」「事情をよく理解し聞き入れること」といいう意味です。

「承知」との違いは、「了承」「事情を汲んで納得すること」「承知」「命令を受け入れること」というニュアンスがある点です。

・『ご理解のほどよろしくお願いいたします』
「ご理解」「ご」は尊敬語の接頭辞、「理解」「相手の事情を聞くこと・知ること」という意味です。

「ご承知おきください」を使った例文

「ご承知おきください」を使った例文は以下の通りです。

・『当日は全席禁煙となりますので、ご承知おきください』
イベントなどに人を招待する際に、事前に禁煙であることを伝えて受け入れてもらう時の丁寧な表現です。

・『次回より新任の担当者を帯同いたしますことをご承知おきください』
取引先に訪問する際に、新しい担当者が一緒に行くことを事前に伝えておく時の丁寧な表現です。

・『当日は時間の都合により一部内容を変更することもございますので、ご承知おきください』
イベントや会議などが、当日の進行状況次第で内容が変わる可能性があることを伝えておく時の丁寧な表現です。

まとめ

今回は「ご承知おきください」について紹介しました。

「ご承知おきください」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。