この記事では、「緊張感がない」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「緊張感がない」という言葉の意味
精神的な張りがなく弛緩しているさまを表す「緊張感がない」と言う言葉は、心やからだが引き締まることを表す「緊張」と物事のとらえ方や感じ方を表す「感覚」を合わせた状態では「無い」という意味合いになります。
「緊張感がない」という言葉の1つ目の意味は「慣れない物事などに直面した際に、心が張りつめてからだがかたくなることがない状態」で、人の心や身体の状態を示します。
2つ目は「相互の関係性が安定していて、争いの起こりそうにない状態であること」の意味合いで、人や物事ではなく、国と国との間の状態などを表す時に使用されます。
「緊張感がない」のポジティブな言い換え
「緊張感がない」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『リラックス(している)状態』
「緊張をとくこと」や「くつろぐこと」などの意味合いで使われる「リラックス」と、物事や対象物が変化しているさまを表す「状態」を組み合わせた文言で、体を楽にしていたり緊張をときほぐしている状態を指します。
・『頑張らない/頑張りすぎない』
「忍耐して、努力しとおす」「気張る」などの意味がある「頑張る」という言葉の否定形で、他人に認めてもらうために、自分を大きく見せようとする努力や頑張りをやめるということを指します。
・『羽根を伸ばす』
「好きなように自由にリラックスする」「好きなことをして楽しむ」などの意味を持つ慣用句で、いつも忙しくしている人がゆっくり好きなことをして休みたいときに使う言葉です。
・『ねじを緩める』
「緊張が緩んでだらしなくなる」という意味合いの慣用句で、転じて「緊張感を解いてリラックスする」という意味になります。
「緊張感がない」の類語や言い換え
「緊張感がない」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『だらける』
「だらしなくなる」や「なまける」などの意味合いがある言葉で、緊張感がなく、気持ちや身体にしまりがなくなることを指します 。
・『気を抜く』
「心の緊張や意欲がなくなって、ぼんやりしている」状態を指す慣用句で、疲れた神経をほぐしたり、緊張をゆるめて息抜きをする、と言う意味合いの言葉です。
・『真剣さに欠ける』
「物事に対する真摯さが感じられないさま」や「浮ついているさま」また「身が入っていないさま」などを表す言葉で、転じて「緊張感のない」状態を指します。
・『本気でない』
「覚悟がない」「ちゃらんぽらん」などの意味合いで使われる言葉で、冗談ではない真剣な気持ちが感じられない状態を指します。
まとめ
今回は「緊張感がない」という言葉について紹介しました。
「緊張感がない」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
