この記事では、「助かります」と「恐れ入ります」の違いを分かりやすく説明していきます。
「助かります」とは?
相手の助力に対して感謝や依頼の気持ちを意味する言葉です。
ただし、「助かります」という言葉は目上の人には使うべきではありません。
その理由としては、「助かります」と述べると、自分が主で相手が従という立場関係を示すことになり、上から目線に感じられるからだと考えられます。
「恐れ入ります」とは?
相手の厚意や迷惑に対して恐縮や謝罪の気持ちを意味する言葉です。
「恐れ入ります」という言葉は目上の人に対しても使える敬語だと考えられます。
「助かります」と「恐れ入ります」の違い
「助かります」と「恐れ入ります」の違いを、分かりやすく解説します。
「助かります」と「恐れ入ります」は、どちらも相手に感謝や謙遜の気持ちを伝える言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「助かります」は、「相手の助力に対して、ありがたい・嬉しい」という意味で、依頼やお願いをするときや、感謝やお礼をするときに使用します。
しかし、目上の人には上から目線に感じられることもあるので、注意しなければなりません。
その一方で、「恐れ入ります」は、「迷惑をかけて申し訳ありませんが」「厚意をいただき恐縮ですが」という意味で、お詫びやお願いをするときや、感謝やお礼をするときに使用します。
目上の人に対しては敬意を表す言葉として適切だと言えます。
「助かります」の例文
・『サポートいただいて、非常に助かります』
・『大丈夫、彼はきっと助かります』
「恐れ入ります」の例文
・『恐れ入りますが、こちらにサインをいただけますでしょうか』
・『お時間を取らせてしまい、恐れ入ります』
まとめ
「助かります」と「恐れ入ります」は、どちらも感謝の気持ちを表す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「助かります」は、相手の助力に対して「ありがたい」という意味で使いますが、目上の人には失礼になる場合があります。
目上の人には「幸いです」や「ありがとうございます」などの言い換えすることがおすすめです。
その一方で、「恐れ入ります」は、相手に迷惑をかけたり、お願い事があるときに使用する言葉です。
謙虚な態度を示す言葉ですが、使いすぎると確信がない印象を与えることもあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。