この記事では、「いきなり」と「急に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いきなり」とは?
元々は、よく考えずに行き当たりばったりで行動することを意味していましたが、現在では、何の前触れもなくものごとが短時間で起きることや、普通ならそうであろうという手順を踏まないで次の段階に行くことを表す言葉として使用されます。
「いきなり」という言葉は、驚きや動揺を表すことが多いと考えられます。
「急に」とは?
ものごとの進行や変化が非常に速い様子や、何の前触れもなくある出来事が起きる様子を意味する言葉です。
「急に」という言葉は、切迫感や予期せぬ変化を表すことが多いと考えられます。
「いきなり」と「急に」の違い
「いきなり」と「急に」の違いを、分かりやすく解説します。
「いきなり」と「急に」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。
「いきなり」とは、何の前触れもなく、短時間で物事が起こる様子を表す言葉です。
普通なら踏むべき手順を省いて、次の段階に行くという意味を含みます。
その一方で、「急に」とは、物事が非常に素早く進行する様子や、予期していないことが前触れなく起こる様子を表す言葉です。
それまでの傾向や状況が大きく変化するという意味を含みます。
「いきなり」の例文
・『彼女はいきなりのプロポーズに、驚きを隠せなかった』
・『運転していると、いきなり車の陰から子供が飛び出してきた』
「急に」の例文
・『車を運転している最中に、急に方向転換することは危険だ』
・『彼は急に叫びだした』
まとめ
「いきなり」は、何の前触れもなく、短時間で事が起こる様子を表す言葉です。
驚きや動揺を伴うことが多いと考えられます。
その一方で、「急に」は、ものごとの進行や変化が非常に速い様子や、予期せぬ事が前触れなく起こる様子を表す言葉です。
切迫感や変化の大きさを強調することが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。