この記事では、「楽」と「簡単」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「楽」とは?
それほど力をかけすに出来ることを「楽」【らく】といいます。
「楽に押せる」といえば、力を入れなくても簡単に物が押せるのです。
また、「両手が使えて楽々に持てる」なら、背中に鞄を背負える鞄なので左右の手が使えて歩きやすいだけではなく、買い物袋が持てるので便利と言えます。
このように、いかに負荷を感じずに物を持てたり、とても簡単に計算ができるといった場面で使われている漢字です。
「簡単」とは?
物事が複雑ではなく、いたって明快で単純な工程で出来ることを「簡単」【かんたん】といいます。
時間をかけずともすぐ仕上げられるものであれば「簡単な作業」と言えるのです。
例えば、お菓子の箱を組み立てるのは子供でも出来るほど工程が少なく、すぐに箱型に組み立てられます。
また、布に綿を詰める作業なら初めての人でもすぐ取り掛かれる「簡単な仕事」になるのです。
「楽」と「簡単」の違い
ここでは「楽」と「簡単」の違いを、分かりやすく解説します。
とても軽く持てるので疲れないという状況で使われているのが「楽」です。
「楽に歩ける靴」といえば、軽やかに歩けるので長距離でも疲れにくいと伝えられます。
もう一方の「簡単」は工程が少なく、子供も高齢の方でもすぐ覚えられて作業ができるものを指すのです。
それほど短時間で仕上げられる物を指し、簡単にできる仕事を意味します。
「簡単な計算を任せる」というと、それほど頭を使わないで数えられる問題を指すのです。
「楽」の例文
・『楽に計算できる高機能な計算機を選んだ姉は賢い』
・『電子レンジで楽々に料理ができる調理器具を取り寄せた』
「簡単」の例文
・『簡単に作れるお菓子を選んで、3歳の子供と作った』
・『簡単に物が見つけられるよう色違いの箱に入れて収納した』
まとめ
苦しいの反対で使われている「楽」か、難しいの反対として使う「簡単」を取り上げました。
漢字の意味を調べれば、また異なる使い方が見えてくるようになるでしょう。
