「設置」と「配置」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「設置」と「配置」の違いとは?言い換え

この記事では、「設置」「配置」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「設置」とは?

誘導員がいなくても、運転手が即座に判断して安全に走行ができるよう信号機を用意することを「設置」【せっち】といいます。

また、マンションの住人がきれいな水がいつでも飲めるように貯水タンクを屋上に置いたり、太陽光で電気が気軽に作れるようにするため太陽パネルを屋根に取り付けるという意味を含むのです。

このように、人々の暮らしを快適にする物を用意して、しっかり固定する行為を指します。

「配置」とは?

事前にどこへどのように置くか決めてから設置することを「配置」【はいち】といいます。

例えば、怪我人を乗せて運べるようにするため救急車を安全な場所に駐車するのです。

また、被災地では水を配るため人々に分かりやすい場所に配給車を置きます。

このような意味から決めた地位に人を立たせたり、仕事を割り当てるといった状況でも使うわけです。

「設置」と「配置」の違い

ここでは「設置」「配置」の違いを、分かりやすく解説します。

人が安全、快適に道路や建物を使えるように機械や貯水槽、信号機を置くことを「設置」といいます。

「浄化水槽を設置する」といえば、きれいな水を市民に供給するため安全を確かめて置くのです。

もう一方の「配置」は事前に何をどこに置くかを調べて、安全に置きます。

この2つの大きな違いは、「設置」は便利な設備を置いて使いますが、「配置」は決められた場所に置くところに焦点を当てた言葉です。

「設置」の例文

・『被災地では平らで安全な場所に便所を設置した』
・『ガスが漏れていないか自動で確かめられる機械を設置する』

「配置」の例文

・『被災者が安全に利用できる場所にテントを配置した』
・『激戦地には高い戦闘力がある戦車を10台配置する』

まとめ

「置」を使っていますが、「設」「配」には意味に違いがあります。

それぞれの漢字はどのような意味で使われているかに注目して、使い分ける工夫してみるといいでしょう。