この記事では、「ごつい」と「いかつい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ごつい」とは?
「ごつい」とは角張っていて硬く頑丈そうな様子です。
硬く角張っていることを表す擬音のごつごつから来ており、ごつごつと同じようになめらかではない凹凸があり硬い印象を受けるものという表現になります。
また基本的に大きいものに対して使われ、角張った見た目と併せて威圧感があるという意味合いや、生物に対して使う場合は強そうという意味も含まれる言葉です。
「いかつい」とは?
「いかつい」とはごつごつとしていたり柔らかみがないことです。
見た目を指す場合にはなめらかではなくデコボコしていることを指して使われることが多いですが、怖さも感じるような見た目という意味合いも込めて使われます。
また漢字では「厳つい」と書き、厳の文字が持つきびしいという意味通り、手厳しいという意味や優しさを感じないこととして無形のものに対しても使われる言葉です。
「ごつい」と「いかつい」の違い
「ごつい」と「いかつい」の違いを、分かりやすく解説します。
角張って頑丈そうであることを表すのが「ごつい」で、ごつごつとして柔らかみがないことや厳しいことを表すのが「いかつい」です。
「ごつい」にはごつごつしているという以外に大きいというニュアンスを含めていますが、「いかつい」はごつごつしている以外に怖さや厳しさというニュアンスを含んでいます。
「ごつい」の例文
・『彼は優しい性格だが体つきはごつい』
・『華奢な彼女にごついアクセサリーは不釣り合いだ』
「いかつい」の例文
・『いかつい顔のせいで孫に泣かれる』
・『いかつい態度が人から距離を取られる原因だ』
まとめ
どちらも硬く頑丈そうでごつごつしているという基本的な意味は共通しているので、ニュアンスによる違いが使い所を分けている言葉と言えます。
「ごつい」は大きいという意味合いを含み、「いかつい」は怖さや厳しさという意味合いが含まれていると、ニュアンスの違いで区別しましょう。