この記事では、「導く」と「率いる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「導く」とは?
自分についてくる人を正しい方向へといざなう行動を「導く」【みちびく】といいます。
例えば、まだ経験が浅い後輩にやり方を教えて、このようにやれば質が良い物が作れると教えるのです。
また、どこに向えばいい結果が出せるか分からない人を自分が考える方向へと手招いてやり、いい結果が出るように道を切り開いてあげるという意味でも使われています。
「率いる」とは?
何人もの人を連なって先頭を歩くことを「率いる」【ひきいる】といいます。
自分を慕ってくれる人により良い道へといざなうため道を作り、歩けるようにするのです。
先頭を歩くにはそれなりに知識と経験も必要になり、人の手本となる行動や考え方ができることが必要になります。
それほど目的をみなで達成して、いい結果が出せるようリーダー的な立場を担うのです。
「導く」と「率いる」の違い
ここでは「導く」と「率いる」の違いを、分かりやすく解説します。
人々を正しい方向へいざなうのが「導く」です。
いい方向へ導き出すため行動する人の考え方を受け入れた人たちをより良い環境においたり、良い結果が出るように問題なく手招きしてあげるのです。
もう一方の「率いる」はどこに行けば正しい行動ができるか迷う人に声を掛けて歩く人のその行動を指します。
「導く」よりも迷いなく歩き、人々を引き連れて動くところに焦点を当てた言葉です。
「導く」の例文
・『犯罪者を正しい道へ導くための活動している』
・『素行が悪い子供を集める姉は、健全な道に進めるよう導く』
「率いる」の例文
・『兄が率いる軍勢が優位な立場になり、勝利した』
・『音楽隊を率いる彼の凛々しい姿は多くの人を惹き付けた』
まとめ
どちらも後ろに続く人を自分が正しい方向に向わせる行動指しますが、状況により使い方が異なってきます。
どのような場面で使うか焦点を当てて学ぶといいでしょう。