「意識」と「認識」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「意識」と「認識」の違いとは?言い換え

この記事では、「意識」「認識」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意識」とは?

意識は「いしき」と読みます。

医学の世界では、起きていることをあらわします。

「意識が回復する」というと、昏睡状態だった方が目を開けることをいいます。

また「意識する」というと、ある問題を強く考えること、気に掛ける様子をあらわします。

また「無意識」というと、意図しないで行うことをいいます。

自然と手や足が動いてしまうことをいい「無意識のうちに、スーパーのかごに玉ねぎを入れていた」と用います。

はっきり考えることが意識といえるでしょう。

「認識」とは?

認識は「にんしき」と読みます。

見分けること、判断することを指します。

対象として識別すること、それと分かる状態をいいます。

例えば「画像認識システム」というとAIカメラが、対象者と非対象者を区別することをいいます。

人だけではなくロボットやAIが、検知するものも認識です。

ちなみに認識の「認」には「認める」という訳もあります。

例えば「改めて、その価値を再認識した」というと、その物の価値を改めて知ることをいいます。

その人やその物をじっくり見て、受け入れることが認識といえるでしょう。

「意識」と「認識」の違い

「意識」「認識」の違いを、分かりやすく解説します。

意識も認識も「識」という漢字が入っています。

とてもよく似ていますが「意識」がはっきりと自覚して行うことを指すのに対して「認識」は区別することを表現しています。

とくに認識は「本質を見極める」という、特別な意味も込められています。

「意識」の例文

・『適切な治療のおかげで、入院患者さんの意識が回復した』
・『優しさに触れて、彼を異性として意識するようになった』

「認識」の例文

・『車に搭載しているカメラが、障害物を認識してくれます』
・『責任の重さを、強く認識しました』

まとめ

「意識」「認識」の違いをお伝えしました。

難しい表現の差を学んで、知識力を上げていきましょう。