この記事では、「いただく」と「もらう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いただく」とは?
「いただく」とは、「“もらう”の謙譲語」を意味している言葉です。
「もらう」という行為をへりくだって表現しているのが、謙譲語の「いただく」です。
「いただく」というのは、「食べる・飲むの行為をへりくだっていう謙譲語」としても使われる言葉です。
「いただく」は「言っていただく・教えていただく・やっていただく」のように、「〜してもらう」の意味で使われる補助動詞になることもあります。
「もらう」とは?
「もらう」とは、「人から何かを得たり入手したりすること」を意味している言葉です。
「もらう」という言葉には、「無償でそのモノを人から得る」といったニュアンスが備わっています。
「もらう」という言葉は補助動詞でもあり、「やってもらう・喜んでもらう・買ってもらう」のような文章で使われます。
補助動詞としての「もらう」には、「他者の行為で自分のニーズが満たされる・逆に不利益をこうむる」の意味があります。
「いただく」と「もらう」の違い
「いただく」と「もらう」の意味の違いを、分かりやすく解説します。
「いただく」というのは、「もらう」という行為をへりくだっていうときの謙譲語であるという違いがあります。
「会社の同僚からお菓子をもらう」をへりくだっていうと、「会社の同僚からお菓子をいただく」になります。
また補助動詞として使う場合でも、「パソコンの修理をしてもらう」をへりくだって表現すると「パソコンの修理をしていただく」になるといった違いがあるのです。
「いただく」の例文
・『特別な理由もないのにこんな大金をいただくことはとてもできません』
・『もう少し早めに言っていただければ、スケジュールを合わせてその勉強会に参加するつもりでした』
「もらう」の例文
・『彼女の人徳なのか、日常生活に必要な家電や雑貨、食料品などを近所の人たちからもらうことができました』
・『こんな田舎の辺鄙な場所にまで、わざわざ先生に来てもらえるとは夢にも思っていませんでした』
まとめ
この記事では、「いただく」と「もらう」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「いただく」と「もらう」の意味の違いや例文を知りたいときはチェックしてください。