「グラニテ」と「ソルベ」はいずれもスイーツに関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して理解しておく必要があります。
この記事では、「グラニテ」と「ソルベ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グラニテ」とは?
「グラニテ」はフランス語の“granite”が語源となったカタカナ語で、「糖度が低いシロップに果汁や洋酒などを加えて軽く凍らせた氷菓」を意味します。
フランス料理などのフルコースにおいて、料理のあいだの口直しを目的に提供されます。
「ソルベ」とは?
フランス語の“sorbet”が由来の「ソルベ」は、「果汁とリキュールを混ぜ合わせて軽く氷結させた氷菓」という意味があります。
フランス料理のコースにおけるデザートとして提供されるほか、コースの途中で口直しに提供される場合もあります。
「グラニテ」と「ソルベ」の違い
「グラニテ」も「ソルベ」も「氷菓」、「コース料理で提供される氷状のスイーツ」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「グラニテ」は「糖度が低いシロップに果汁やリキュールなどを調合して軽く凍らせた氷菓」を意味し、甘さが控えめで、シャリシャリとしたかき氷のような食感が特徴的です。
氷結させた果汁で口内をさっぱりさせる作用があり、フレンチのフルコースでは料理と料理の間に「口直し」として提供されます。
「グラニテ」の主な材料は果汁や洋酒ですが、野菜やコーヒーが用いられることもあります。
一方、「ソルベ」は「果汁とリキュールを混ぜて軽く氷結させた氷菓」を意味します。
氷菓なのでシャリシャリとした食感がありますが、「ソルベ」は糖度が高く口当たりも滑らかといわれています。
フレンチのコースではデザートとして提供される機会が多いようですが、後味がサッパリしているためコース途中で口直しを目的に提供されることもあります。
まとめ
「グラニテ」は「糖度が低いシロップに果汁や洋酒などを加えて軽く氷結させた氷菓」を示し、「ソルベ」は「果汁とリキュールを混ぜ合わせて軽く凍らせた氷菓」を示します。
甘さや食感、提供されるタイミングなどに違いがあることを覚えておきましょう。
ぜひフレンチや冷たいスイーツを楽しむ際に参考にしてください。