「グラハム粉」と「小麦胚芽」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「グラハム粉」と「小麦胚芽」の違いとは?言い換え

「グラハム粉」「小麦胚芽」は双方とも食べ物に関係する言葉ですが、意味が異なるため混同しないことが必要です。

この記事では、「グラハム粉」「小麦胚芽」の違いを分かりやすく説明していきます。

「グラハム粉」とは?

「グラハム粉」「ぐらはむこ」と読む言葉で、「小麦を胚芽や表皮を残して丸ごと挽いた全粒粉の一種で、表皮と胚芽部分は粗挽きにし、胚乳部分は一般的な小麦粉と同じ細かさで挽いたもの」を意味します。

シルベスター・グラハム氏によって発明されたことが名前の由来になったといわれています。

「小麦胚芽」とは?

「こむぎはいが」と読む「小麦胚芽」は、「イネ科の一年草である小麦を構成する要素のうち約2%を占める部分」を意味します。

「小麦胚芽」には、タンパク質やミネラル、ビタミン、脂質といった栄養素が含まれています。

「グラハム粉」と「小麦胚芽」の違い

「グラハム粉」「小麦胚芽」「小麦」に関連する意味を持つ点は共通していますが、以下のような違いがあります。

「グラハム粉」「小麦を丸ごと挽いた全粒粉のひとつ」を意味し、「表皮と胚芽部分は粗挽きに、胚乳部分は他の小麦粉と同じ細かさで挽いている」ことから「全粒粉」よりも粗くザラザラしているのが特徴的です。

小麦の表皮や胚芽も含んでいるため、ビタミンやミネラル、食物繊維、鉄分、ビタミンB1などの栄養素が含まれています。

パンやクッキー、スコーンなどに用いると独特の食感や小麦の風味が楽しめるといわれています。

一方、「小麦胚芽」「小麦を構成する要素のひとつ」を意味します。

小麦は「表皮」「胚芽」「胚乳」の3つから構成され、このうち「胚芽」はその約2%を占めます。

通常の小麦粉は「小麦胚芽」「表皮」を除去して製粉しますが、「小麦胚芽」および表皮部分を残して製粉したものを「全粒粉」と呼びます。

そして「全粒粉」の一部に上記で紹介した「グラハム粉」が含まれます。

まとめ

「グラハム粉」「全粒粉の一種で、表皮と胚芽部分は粗挽きに、胚乳部分は小麦粉と同じ細かさで挽いたもの」を示し、「小麦胚芽」「小麦の粒を構成する要素のうち約2%を占める部分」を示します。

両者の違いを理解して、料理や健康管理などの際に参考にしてください。