この記事では、「いっぱいいっぱい」と「一杯一杯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いっぱいいっぱい」とは?
形容動詞として使用される言葉です。
「ある範囲に物が満ちている様子、たくさんあること」、「余裕がなくて困っている様子、精一杯であること」、「感情が高ぶっている様子、感動や悲しみなどで胸がいっぱいになること」などのような意味をもちます。
「一杯一杯」とは?
名詞として使用される言葉です。
「一つの器に入った量」一回分の量」、「一つの器に入るまでの量、満杯の状態」、「金銭や貸借などで限度に達している状態、借金が多くて困っていること」などのような意味をもちます。
「いっぱいいっぱい」と「一杯一杯」の違い
「いっぱいいっぱい」と「一杯一杯」の違いを、分かりやすく解説します。
「いっぱいいっぱい」は、副詞として使用され、何かに追われている状態や、限界まで頑張っている様子を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「一杯一杯」は、名詞として使用され、一つの容器に入っている量や、一回分の量を表現する際に使用する言葉です。
このように、「いっぱいいっぱい」と「一杯一杯」は、意味や使い方が異なりますので、注意しなければなりません。
「いっぱいいっぱい」の例文
・『毎日仕事が忙しすぎて、いっぱいいっぱいだ』
・『子育てでいっぱいいっぱいで、自分のことに時間を費やせない』
「一杯一杯」の例文
・『お腹がとても空いていたので、カレーを一杯一杯たべることにした』
・『彼女は上機嫌で、一杯一杯お酒を注いでいってくれた』
まとめ
「いっぱいいっぱい」と「一杯一杯」は、読み方は同じですが、意味や使い方が異なる言葉です。
「いっぱいいっぱい」は、余裕がないことや、限界に達していることを表現します。
その一方で、「一杯一杯」は、器に入った量や、飲食物の回数を表現します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。