この記事では、「発煙筒」と「発炎筒」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「発煙筒」とは?
消火器のように白い煙が大量に出るものを「発煙筒」【はつえんとう】といいます。
筒から上、横に勢いよく白い煙が立ち込めるように出て、危険な状態であるため走行する運転手に回避するよう促せるのです。
ただ、煙が立ち込めるトンネル内や1車線の道路で使ってしまうと煙が視界を遮って走行不可能になり、危険な状態になります。
また、「発炎筒」と読み方、漢字が似ているので、多くの人がこの2つを間違って覚えているのです。
正式には「発炎筒」であり、自動車に装備して事故が起きた、タイヤ交換するとき後方の車に回避して通るように促します。
「発炎筒」とは?
光のように赤い炎が出る筒状の緊急を知らせるものを「発炎筒」【はつえんとう】といいます。
タイヤが破裂して走行不能になったとき、後方の車に停止していることを知らせるために使うものです。
使う場所としては踏切や国道、高速道路といった場所となり、昼間であれば600m、夜間なら2km先から見えるように作られています。
正式な名称は自動車用緊急保安炎筒」といって、省略して「発炎筒」と呼ぶのです。
自動車には必ず装備するのが法律で義務付けられています。
「発煙筒」と「発炎筒」の違い
ここでは「発煙筒」と「発炎筒」の違いを、分かりやすく解説します。
白い煙が大きく出て、辺りに緊急事態であると伝えられるのが「発煙筒」です。
あまりにも煙が勢いよく大量に出てしまうため、他の運転手の走行を妨げてしまう恐れがあるので、道路上で使わないように注意すべきものです。
もう一方の「発炎筒」は赤い炎が5分程度燃えて、遠くから走って来る運転手に事故や故障が起きた状況を知らせます。
装備していないと車検には通らない恐れがあり、本当に使えるか使用期間を確かめた上で交換義務が発生します。
まとめ
筒状で持ち運びやすく、誰でも使えるように作られている「はつえんとう」を取り上げました。
異なる点を動画や資料で調べてみれば、また詳しく違いが分かるでしょう。