「正しい」と「適切」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「正しい」と「適切」の違いとは?二語の違い

この記事では、「正しい」「適切」の違いを分かりやすく説明していきます。

「正しい」とは?

前もって決められた規則に問題なく従って、決まりを守っている行動を「正しい」【ただしい】といいます。

例えば、いくら時間がなくても土砂崩れが起きそうな道路であれば、先方に遅れると伝えて遠回りする行動は「正しい判断」といえるのです。

また、姿勢も良く、律儀に挨拶ができる人を「礼儀正しい」と褒めます。

このように、規律や道徳を守る、間違っていない行動や言動する人を「正しい」というのです。

「適切」とは?

とてもふさわしい助言や行動であることを「適切」【てきせつ】といいます。

例えば、対立する人たちの気持ちを聞いて、最も適した解決策を伝える人の言葉だと思えば「適切な発言」というのです。

また、温暖化をどういった方法で改善すればいいか意見を求められたとき、参考になると感じれば「適切な答え」になります。

このように、その場所、状況により見合う手段や忠告、答えを指すのです。

「正しい」と「適切」の違い

ここでは「正しい」「適切」の違いを、分かりやすく解説します。

間違った判断や行動ではないと断定できることを「正しい」といいます。

「正しい持ち方」といえば、テーブルマナーにおいて間違いはない行動ができる人といえるのです。

もう一方の「適切」はその状況に最も適した動きや答えであると認めるとき使われています。

また、今来て欲しいと思う最適なタイミングで現われる人を「適切な時に来る」と感謝の気持ちを込めて伝えるのです。

「正しい」の例文

・『日本人で正しい中国語ができる人は少ない』
・『礼儀正しい学生は靴を揃えて部屋に入って来た』

「適切」の例文

・『外国人に不快感を与えない適切な英語を選んだ』
・『自治会長の発言は適切ではないと住民は判断した』

まとめ

いずれも人から見て間違っていないと認められる考え方や、行動する人に使われています。

どういった動きや判断する人に使うか焦点を当てて使い分けてみましょう。