「おっしゃるとおり」と「お察しの通り」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「おっしゃるとおり」と「お察しの通り」の違いとは?言い換え

この記事では、「おっしゃるとおり」「お察しの通り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「おっしゃるとおり」とは?

「おっしゃるとおり」は、丁寧語になります。

「その通り」という意味を丁寧に表現したもので、ビジネスシーンでもよく使われています。

取引先や目上の人に対して使うことが多く、発言されたことに対して、同意できるということを伝える場合に用いられています。

「その通り」でも「あなたの言う通りです」ということは伝えられますが、相手を敬う表現のほうが柔らかく聞こえます。

「お察しの通り」とは?

「お察しの通り」は、相手がすでに理解してくれているということを前提として話す際に使われています。

ある状況や感情、自分のおかれている現状などに対して、「すでにあなたは理解していると思いますが」「ご理解いただいていると存じますが」という意味で使われています。

ビジネスシーンでもよく使われる表現です。

「おっしゃるとおり」と「お察しのとおり」の違い

「おっしゃるとおり」「お察しのとおり」違いを、分かりやすく解説します。

まず、これらは全く異なる意味の言葉となります。

「おっしゃるとおり」は、相手の言っていることが正しいと同意する意味、「お察しのとおり」は、状況や感情などをすでに相手が理解しているということを示唆するものです。

「おっしゃるとおり」の例文

・『おっしゃるとおり、この件に関しましては私のミスでございます』
・『おっしゃるとおり、来月は出張が続いております』

「お察しの通り」の例文

・『お察しの通り、このプロジェクトの進捗はかなり遅れております』
・『お察しの通り、最近はかなり忙しい状況です』

まとめ

「おっしゃるとおり」「お察しの通り」は違う意味の言葉です。

「おっしゃるとおり」は、相手の話していることに対して同意する言い方、「お察しの通り」は、相手が理解していることを示唆する言い方です。

どちらもビジネスシーンで使われることが多い言葉なので、違いを理解して使い分けしましょう。