「流れ」と「手順」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「流れ」と「手順」の違いとは?言い換え

この記事では、「流れ」「手順」の違いを分かりやすく説明していきます。

「流れ」とは?

「流れ」とは物事の移り変わりを指す言葉です。

空気や液体が移動することを流れると言い、それから転じて時間や物事の移り変わりに対しても使われるようになりました。

物事について「流れ」という場合は、何かしたり時間が経つことによって状況や状態が変わり、それへの対処などのアクションも変わっていくことを指して使われます。

「手順」とは?

「手順」とは物事に対する行動の順序や段取りです。

こういった物事にはまずこうしてその次にこうして更に次は、というようにどのようなど行動を取ればいいかを順番に定めたものを指します。

タイミングを定めるために状況を見て行動するように指示されることもありますが、基本的には状況ではなく取るべき行動に重きを置いて定められた段取りです。

「流れ」と「手順」の違い

「流れ」「手順」の違いを、分かりやすく解説します。

時間や行動によって起きる物事の変化が「流れ」で、物事に対する行動の順序や段取りが「手順」です。

「流れ」は状況や状態の変化が主であり、副次的にそういった状況や状態が変わることで必要になる対応や行動も含める言葉になります。

それに対して「手順」は最初からどういった行動をするべきかを主とした言葉です。

「流れ」の例文

・『同僚の都合が合わず自分が責任者になる流れになった』
・『自分の担当分が終わった後も流れで手伝うことにした』

「手順」の例文

・『聞いておいた手順に従って処理する』
・『次に起きた時のために手順を定めておく』

まとめ

「流れ」は物事の状況や状態がどう変わるかをメインにしている言葉なのに対し、「手順」は予め定められていた行動がメインになっている言葉というのが両者の違いです。

「流れ」は状況に合わせた臨機応変な対応を求める場合に使われ、「手順」は決まった行動を求める場合に使われるというのも違いと言えます。