「流行」と「ブーム」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「流行」と「ブーム」の違いとは?言い換え

この記事では、「流行」「ブーム」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「流行」とは?

若い人から高齢者にまで広く知れ渡り、多くの人が使って良かったと受け入れるものを「流行」【りゅうこう】といいます。

例えば、着物や運動着の下に着てもかさばらず、暖かく着られる大手の下着は長きに渡り多くの人に使われるほど流行りました。

ただ、長期でなくとも、短期間の間に何度もテレビで連呼された言葉や、多くの人が真似したくなる様式といったものも対象になります。

「ブーム」とは?

あっという間に多くの人たちに受け入れられたものを「ブーム」といいます。

例えば、商品が売り出されてから短期間で多くの人が使ってみて良かったので物凄い数が売れたと分かるのです。

ただ、「あっという間にブームは過ぎ去った」というように、かなりの数を売っては熱狂されたものは冷めやすく、気がつけば記憶から忘れ去られる存在になってしまいます。

「流行」と「ブーム」の違い

ここでは「流行」「ブーム」の違いを、分かりやすく解説します。

思想や様式といったものを、実際に多くの人の間で使われたものを「流行」といいます。

もてはやされて人気を集めた物や、多くの人から注目された有名人を指すのです。

もう一方の「ブーム」は、驚くほど短い期間に多くの人の間で受け入れられてすぐ消え去るものを指します。

「流行」は一度流行りだすと何年も廃れずに注目されますが、「ブーム」は数日間で人気がなくなる場合もあるのです。

「流行」の例文

・『風邪が流行しているので、にんにくや生姜を食べて免疫力をつけた』
・『兄はこれから流行ると思うものを見つけるのが上手い』

「ブーム」の例文

・『ブームになった玩具が押入れから出てきて懐かしく感じる』
・『ブームの立役者となった芸能人は今、引退して店長している』

まとめ

多くの人が使ってみたいと思う物が受け入れられて人気が出ることを意味します。

ただ、一時的に凄く人気が出るか、長期的に愛される商品となるかに違いがあると覚えておくといいでしょう。