この記事では、「侍女」と「メイド」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「侍女」とは?
朝廷の貴人から依頼を聞いて動く女性を「侍女」【じじょ】といいます。
今日着て行く服を揃えたり、靴を準備しておくのはもちろんのこと、忘れ物がないようにするのです。
また、仕事で使う物を揃える、何時にどこへ行くか予定を伝えるのも大事な役目になります。
また、どこの和菓子が食べたいといえば買いに行き、薬が必要であれば薬局に行く小間使い的な仕事もこなすのです。
現在は、宮家で身の回りのお世話するお手伝いさんを指す呼び方になります。
「メイド」とは?
主人の着た服を洗ってアイロンかけたり、部屋をきれいに片付けるのが「メイド」の役目です。
他にも主人の好物を作って用意する、好きなお菓子を買っておくといった気遣いも大事な仕事になります。
また、車を洗って磨いておく、ゴミの分別から靴を磨くのです。
働く場所は社長や会長といったお金持ちの家に住み、決められた期間働いて給料を受け取ります。
使用人ともいい、その家の内情を見ても絶対に口外しない信頼がおける女性がなるのです。
「侍女」と「メイド」の違い
ここでは「侍女」と「メイド」の違いを、分かりやすく解説します。
明治時代の初めまで、朝廷で貴人を世話して生きた女性を「侍女」と呼びました。
女官ともいい、高貴な者については伝えられたことを絶対に受け入れて行動するのが仕事です。
いかに女主人が快適な暮らしができるか気を配り、貴重品を預かって紛失しないよう管理も任されます。
もう一方の「メイド」は雇われた家に住みながら家の中をきれいに掃除したり、片付ける、ゴミを出すのが仕事です。
主人だけではなく、家族全員を世話するところが「侍女」とは違う点でもあり、子どもの送迎や家族分の食事作り、洗濯も担います。
まとめ
従順に仕事をこなす女性を指しますが、誰にどう行動するか比較してみれば、その違う点について理解できるでしょう。