物事を見極めることや割り出すことを表す言葉には「同定」や「特定」があります。
この記事では、「同定」と「特定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同定」とは?
「同定」とは物事を同一だと判断することや見極めることを表す言葉です。
「同定」はこれ以外にも動物や植物の分類や所属を正しく決めることや化学物質が何であるかを決定する時にも使います。
「同定」は特に科学全般で使われる言葉であり、一般的な会話ではあまり使いません。
「同定」の類義語には「識別」があり、こちらは色々な場面で使われています。
「特定」とは?
「特定」とは対象が決まっていることや特に定めることを表す言葉です。
「特定」はあるものと同じだと判断することや見極めることを表す時にも使います。
「特定」は英語で“special”や“specific”であり、スペシャルは特別なという意味でも使うことが可能です。
「特定の」は対象が決まっていることや定まっていることを表す言葉です。
「特定保健用食品」は通称トクホと呼ばれている制度であり、健康食品などに使われています。
「同定」と「特定」の違い
「同定」は物事を同一であると判断することを表す言葉であり、主に科学全般で使われるのが特徴です。
「特定」は対象が決まっていることや同じだと判断することを表します。
「同定」の例文
・『その鉱石はあまり見ない形だったので同定することが難しかったです』
・『機械を使ってその細胞を同定しましたが、かなり異質な変化が発生していました』
「特定」の例文
・『特定非営利活動はいつ頃から始まったのか調べています』
・『特定の人に向けたグッズとして販売し始めたのですがこれが意外に売れて驚いています』
まとめ
「同定」は物事や物質を同一だと判断することを表す言葉であり、科学の実験や調査などに使われています。
「特定」は対象が決まっていることや見極めることを表す言葉です。