「相殺」とは?言い換えを徹底解釈

「相殺」とは?言い換え

この記事では、「相殺」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「相殺」の意味

「相殺(そうさい)」の意味は以下の通りです。

1つ目は「相反するものを差し引きして、帳消しにすること」という意味です。

「長所と短所、損と得などが、互いに打ち消し合って無くなること」を指します。

この場合の「殺」は、「殺ぐ(そぐ)」「減らす」といった意味を持っています。

2つ目は「二者が相互に同種の債務を有する場合に、双方の債務を対当額だけ差し引いて消滅させること」という意味です。

こちらは金銭の貸し借りなど、法律関係や契約関係の用語として使用されています。

「相殺」の類語や言い換え

・『プラスマイナスゼロ』
「ある数値に足し算と引き算とを繰り返した結果、ゼロになること」という意味です。

そこから、数値に限らず「さまざまな要素を総合したときに、最終的に物事の損得などが等しくなること」を指す場合にも用いられます。

「プラマイゼロ」と略して使うこともできます。

・『トントン』
「2者の間に、ほとんど差が存在しない様子」という意味です。

また「収支が見合っていて、損も得もない状態」という意味もあります。

・『チャラ』
「金銭の貸し借りを帳消しにすること」という意味です。

そこから広く「物事を白紙に戻し、無かったことにする」という意味でも使われます。

「相殺」の類義語

・『中和(ちゅうわ)』
元々は化学で「酸とアルカリとが混和して、互いの性質を打ち消し合うこと」といった意味を持つ用語です。

そこから「異なる性質を持った物質が融合して、それぞれの性質を失うことや作用が薄まること」を指します。

・『帳消し(ちょうけし)』
「帳消し」「債務を無いものとすること」という意味です。

返済の完了などにより、帳面に記載して残しておくことが不要になった債務を棒線で消していたことが語源とされています。

転じて「ある物事によって、それまでの損得の価値が無くなること」「互いに差し引きした結果、損得が無くなること」という意味があります。

・『補充(ほじゅう)』
「補充」とは「足りない分を補って、元通り一杯にすること」という意味です。

物質の不足などのマイナス分を100%埋め合わせて解消し、元通りの状態にすることを指します。

まとめ

今回は「相殺」について紹介しました。

「相殺」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。