この記事では、「お忙しいところ」と「お忙しい中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お忙しいところ」とは?
客や目上の人、取引先など失礼なく対応すべき相手に対して丁寧な言葉で感謝を伝えるときに使用する言葉です。
「お忙しいところ」は人や関係に関する言葉だと言えるでしょう。
「お忙しい中」とは?
大勢の人が集まる場所に来てくれたことに対して使用する言葉です。
また、先にやっていることが終わらない状況であるのに、時間をさいてくれたことに感謝する際にも使用します。
「お忙しいところ」と「お忙しい中」の違い
「お忙しいところ」と「お忙しい中」の違いを、分かりやすく解説します。
「お忙しいところ」と「お忙しい中」は、どちらも相手が忙しい状態にあることを気遣うために使用する言葉です。
依頼や感謝の文章で使われる際に、使用されます。
その中で、「お忙しいところ」と「お忙しい中」の違いは、ニュアンスや使い方にあります。
「お忙しいところ」の「ところ」は、時間的な位置を指し、そのような場面・状況・事態という意味があります。
その一方で、「お忙しい中」の「中」は、物事が起こっている、その状況下という意味があります。
「お忙しいところ」の例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、返信よろしくお願いいたします』
・『お忙しいところだとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします』
「お忙しい中」の例文
・『お忙しい中恐れ入りますが、本日中にご連絡いただけますでしょうか』
・『お忙しい中ですが、迅速に対応していただき誠にありがとうございました』
まとめ
「お忙しいところ」と「お忙しい中」はどちらも忙しい状態を表す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「お忙しいところ」は、相手が忙しい場面や局面にあることを気遣う言葉で、依頼や感謝の文章で使用される言葉です。
その一方で、「お忙しい中」は、相手が忙しい状況下にあることを気遣う言葉で、依頼や感謝の文章で使用される言葉です。
「お忙しいところ」と「お忙しい中」は、基本的に意味に違いがないので、好きな方を使用しても問題ないと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
