この記事では、「広める」と「拡める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「広める」とは?
噂や流行を多くの人に知ってもらえるようにすることを「広める」【ひろめる】といいます。
例えば、今年は台湾のお菓子が流行るのではないかとの噂を知り合いに伝えて、さらに多くの人に知られるようにするのです。
また、自分の習得した知識を1人でも多くの弟子に知ってもらい身に付けてもらうよう伝授していきます。
このように、知識や今後流行りそう、伝統的なものを少しでも多くの人に知ってもらうことを指すのです。
「拡める」とは?
自分の正しいと思う考え方を分かりやすく多くの人に伝えることを「拡める」【ひろめる】といいます。
また、宗教的には神様のありがたい教えを伝えて、多くの人が信仰心を持ち、正しく生きられるようにする意味でも使う言葉です。
使い方としては、「住職の教えを拡める」といって、1人でも多くの人が心を穏やかにして生きられるように伝えます。
「広める」と「拡める」の違い
ここでは「広める」と「拡める」の違いを、分かりやすく解説します。
伝統や噂を多くの人に知ってもらえるように伝えることを「広める」といいます。
「日本中に広める」といかに多くの人へ自分が知ってもらいたいと思う事を分かりやすく伝えるのです。
もう一方の「拡める」は「広める」と同じ意味があり、「物事を広範囲の人に情報や知識を万遍に行き渡るようにするという意味で使われています。
ただ、一般的に「広める」が使われているところが違う点です。
「広める」の例文
・『噂好きの妹は確かめないで人に広める』
・『姉は日本の災害について海外にも広める活動している』
「拡める」の例文
・『伝統的な製造方法で作る店の味を都内に拡める』
・『神の言葉を拡めると、人々が穏やかに暮らせるようになった』
まとめ
多くの人へ自分の考えや行っていることを伝えるという意味で使われています。
ただ、「広」と「拡」はまた違う使い方しますので、どういった場面で使うか調べて使い分けてみるといいでしょう。