この記事では、「案内」と「お知らせ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「案内」とは?
案内は、「あんない」と読むのが一般的な読み方です。
考える事や考えた内容、机等といった意味を持っている「案」の漢字に、ある範囲のうち側とか、仲間うちという様な意味の「内」の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「案内」は、場所や道を知らない人をそこへと導くとか、取り次ぎをする事を表すのです。
「お知らせ」とは?
お知らせは、「おしらせ」と読むのが正しい読み方となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる通り、しらせる事や何かが起こる事の兆しといった意味の「知らせ」の前に、「お」を付けて丁寧に表現した言葉です。
以上の事から「お知らせ」は、人にとある事実を伝える事や情報を提供する事を意味する丁寧語となっています。
「案内」と「お知らせ」の違い
「案内」と「お知らせ」の違いを、分かりやすく解説します。
案内とお知らせの文字表記を並べた上で比較してみると、使用している文字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。
所が表現する意味には似ている部分もあるので、上手に使い分けを行うには、それぞれの言葉の意味をきちんと把握する事が大事だったりします。
まず案内は、道とか場所を知らない人をそこへと導く、という意味を表すのです。
もう一方のお知らせは、ある事実を人に伝える事を丁寧語にした言葉となっています。
「案内」の例文
・『施設内の案内は私が行います』
・『彼はとても丁寧に道案内をしてくれました』
「お知らせ」の例文
・『会員の皆さんには、事前に料金値上げのお知らせを送付しています』
・『つい先程、イベント中止のお知らせが届きました』
まとめ
2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似ている訳ではありません。
ですが指し示す意味には似ている部分もあるので、それぞれの言葉の意味をきちんと理解する事が、失敗せずに使い分けを行う際には重要です。
ちなみに案内は、場所や道を知らない人を導く事を意味します。
対するお知らせは、とある事実を他者に伝える事を丁寧に示した言葉です。