この記事では、「ピストン」と「シリンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ピストン」とは?
シリンダーの中に入って、上下に動く円盤状の部品のことです。
「ピストン」は、シリンダーの内壁と密着して、流体の漏れを防ぐことがあります。
また、「ピストン」の上下運動は、ピストンロッドという棒に伝えられ、クランクシャフトという回転軸に変換されます。
「シリンダー」とは?
ピストンが入る円筒形の部品のことです。
「シリンダー」は、流体の圧力をピストンに伝える役割を実施します。
「シリンダー」には、単動形シリンダー、復動形シリンダー、テレスコ形シリンダーなどがあります。
「ピストン」と「シリンダー」の違い
「ピストン」と「シリンダー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ピストン」と「シリンダー」は、エンジンやポンプなどの機械において、流体の圧力を利用して運動を生み出す部品ですが、使用される場面やニュアンスが異なります。
「ピストン」とは、シリンダーの中で上下に往復運動する円筒形の部品を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「シリンダー」とは、中にピストンが動く円筒形の筒のことを表現する際に使用する言葉です。
このように、「ピストン」と「シリンダー」は、圧力の変化を直線運動に変換する仕組みだと言えます。
この直線運動は、外部のクランクやロッドによって回転運動に変換され、エンジンの出力となると言えるでしょう。
「ピストン」の例文
・『この装置を使用するには、上下に素早くピストンしなければならない』
・『ガソリンエンジンでは、シリンダー内部で、燃料と空気の混合気を燃焼させることによって、ピストンを押し下げる』
「シリンダー」の例文
・『シリンダーの内面は摩耗に強い材料で作られています』
・『あの筒状の部品は、シリンダーです』
まとめ
「ピストン」と「シリンダー」は、エンジンやポンプなどの機械に使用される部品のことですが、それぞれ異なる意味をもちます。
「ピストン」は、シリンダーの中で往復運動をし、圧力や動力を得る役割をもつものです。
その一方で、「シリンダー」は、筒状の部品で、ピストンの動きをガイドするものだと言えます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。