この記事では、「客」と「消費者」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「客」とは?
商品を購入したいと思って店に来た人を「客」【きゃく】といいます。
例えば、薬局であれば店に来て薬を購入する人は店側にとって客になるのです。
これから商品を購入する人を指しますが、何度か店を気に入って来店していれば「常連客」といった呼び方をします。
使い方としては、「客から塗り薬の在庫が2個あるか聞かれた」と店側が対応する際に使うのです。
「消費者」とは?
世間的に商品を購入する予定があるほとんどの人を「消費者」【しょうひしゃ】といいます。
子供であってもお菓子を買うのであれば対象になり、たまに食べ物を買う人でも「消費者」となるのです。
また、サービスを利用したり、店に行く人も大事な「消費者」と呼ぶほど世の中にいるほとんどの人が対象となります。
このように、物を買って消費する人を指す言葉です。
「客」と「消費者」の違い
ここでは「客」と「消費者」の違いを、分かりやすく解説します。
店に来て、これから欲しい物を買う人を「客」と呼びます。
購入しなくても店に来た人や、電話で問い合わせてきた者を指すのです。
もう一方の「消費者」は商品を消費するため購入して使う人を指します。
店に行って食材を買って料理して食べたり、旅行会社が提供するプランに参加して楽しむ人を指すのです。
この2つの大きな違いは「客」を店側が「消費者」という意味込めて使う点になります。
「消費者」は物を買う人全般を指す呼び方であるところが違う点です。
「客」の例文
・『今夜の客はみな酒が好きなので、何本も日本酒が出る』
・『客同士で喧嘩が始まり、仲介するため調理を中断した』
「消費者」の例文
・『店で料理を注文して食べる客もまた消費者と呼ぶ』
・『商品をたくさん買う消費者は店にとって嬉しい客となる』
まとめ
店に行く人を指すか、物を買って消費する者かに違いがあります。
どのような人を対象としているか具体的に学べば、より自然に使い分けができるでしょう。