この記事では、「おめでとうございました」と「おめでとうございます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おめでとうございました」とは?
相手に喜ばしいことが起こった際に祝福の気持ちを伝えるという意味をもつ言葉です。
「おめでとうございました」という言葉は、過去形の「た」がついていますが、過去だけではなく、現在起きている出来事にも使用可能だと言えます。
相手に祝福の意を表す際に、目上だろうが、目下だろうが、特に失礼にあたらない言葉だと言えるでしょう。
「おめでとうございます」とは?
「おめでとうございました」と同様に、相手に喜ばしいことが起こった際に祝福の気持ちを伝えるという意味をもつ言葉です。
過去形として使用する言葉ではなく、現在もしくは未来に起こる喜ばしい出来事を表現すると考えられます。
「おめでとうございました」と比較すると、その喜ばしい出来事が起きて間もない時期に、使用することが多いと言えるでしょう。
「おめでとうございました」と「おめでとうございます」の違い
「おめでとうございました」と「おめでとうございます」の違いを、分かりやすく解説します。
「おめでとうございました」と「おめでとうございます」は、意味としては同じ言葉ですが、使用シーンは異なります。
その理由として、過去形の言葉であるか、現在形の言葉であるかの違いだと言えます。
「おめでとうございました」のほうが、より過去に遡って、喜ばしい出来事を祝福する際に使用可能だと言えるでしょう。
「おめでとうございました」の例文
・『先日のご出産、おめでとうございました。可愛らしい赤ちゃんですね』
・『先月の大学合格、おめでとうございました。いよいよ、大学生としての生活が始まりますね』
「おめでとうございます」の例文
・『支社長への就任、誠におめでとうございます』
・『この度は、おめでとうございます。あなたの今後の活躍が非常に楽しみです』
まとめ
「おめでとうございました」と「おめでとうございます」は、共に祝福の意思を伝える言葉ですが、使用される場面に違いがあります。
「おめでとうございました」は、過去に起きたお祝いごとを表現する言葉です。
その一方で、「おめでとうございます」は、現在または未来のおめでたいことに対して使用するという点で、「おめでとうございました」とは異なると言えるでしょう。