「必死」と「一生懸命」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「必死」と「一生懸命」の違いとは?言い換え

物事に対して全力を尽くすことを表す言葉には「必死」「一生懸命」があります。

この記事では、「必死」「一生懸命」の違いを分かりやすく説明していきます。

「必死」とは?

「必死」とは元々必ず死ぬことやそのような状況を表す意味として使われていましたが、現代では死ぬ気や死ぬ覚悟を持って全力を尽くすことを表す時に使います。

「必死」はこれ以外にも将棋において王将が次の手で詰むことを表す時にも使うことが可能です。

「必死」の類義語には「必殺」がありますが、こちらは必ず殺すことやそのような心意気を表す意味があり比喩表現としても使われています。

「一生懸命」とは?

「一生懸命」とは本気で物事に取り組む様を表す言葉です。

「一生懸命」「一所懸命(いっしょけんめい)」という言葉から発生したものであり、こちらは武士が与えられた領地を命懸けで守るという意味で使われていました。

「一生懸命」は全体を出すことや「必死」で頑張ることを表す言葉であり、スローガンとしても使われています。

「必死」と「一生懸命」の違い

この2つはどちらも全力を尽くすことや本気で物事に取り組むことを表す言葉です。

「必死」はネガティブな意味でも使うことが可能ですが、「一生懸命」は基本的にポジティブな意味の言葉として使われます。

「必死」の例文

・『そんなに必死になっても現在の地点ではあまり計画は進行しないので、適度に休憩を入れましょう』
・『彼女ができてから必死になって身だしなみやファッションを改善していったので、段々と自信が付きました』

「一生懸命」の例文

・『一生懸命頑張った甲斐があったのか模擬テストは上位50人に入る成績を収めました』
・『その動画の犬は一生懸命飼い主のことを引っ張ってくるので、とても可愛らしいです』

まとめ

「必死」は死ぬ気で物事を行うことを表す言葉であり、「一生懸命」は本気で物事に取り組むことを表す言葉です。