この記事では、「決意」と「決断」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「決意」とは?
意を決して物事に取り掛かることを「決意」【けつい】といいます。
例えば、これから荒れた海に出て漁をすると決めて船に乗るその強い決断を指すのです。
使い方としては「彼は戦場に行くと決意した」とかなり本気の気持ちを持ち、行動して見せます。
「決意」したときは絶対に最後までやり遂げるので前向きに動いて努力するのです。
このように、絶対に実行しようと思った事を遂行する意思を指します。
「決断」とは?
それまでは実行するか迷っていた人が、絶対にやると決めて心に誓うことを「決断」【けつだん】といいます。
例えば、被災地はまたいつ地震が起きるか分からないが、政治家は状況を把握したいと決意して現場に向かうのです。
使い方は「決断が早い」といかに周りの人よりも判断能力に優れているかが分かります。
このように、実行に移すためには何をするべきか考えて判断するという意味があるのです。
「決意」と「決断」の違い
ここでは「決意」と「決断」の違いを、分かりやすく解説します。
実行しようか迷っていた人が、やろうと決めることを「決意」といいます。
迷っている状況を打破し、自分がやるべきことをするために動くのです。
もう一方の「決断」は目的地へいかに早く到着するか右と左のどちらに行けばいいか悩んだとき、曲がるべき方向を決めて進みます。
この2つの大きな違いは、迷う気持ちを変えて取り組むのが「決意」で、「決断」は酷い現状を変えるために何をすればいいか判断するところです。
「決意」の例文
・『20歳年上の彼女と一生涯生活を共にすると決意した』
・『職場の人と馴染めない彼は転職すると決意を固めた』
「決断」の例文
・『乗客の安全を確かめた船長は深夜の航海に出る決断した』
・『決断が遅い部員の判断能力を高めるため顧問は指導した』
まとめ
「決」を使ってはいますが、「意」と「断」に違いがあります。
どのようなときどう使えば意味が通じるかを考えては使い分けてみましょう。