「真似」と「パクリ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「真似」と「パクリ」の違いとは?言い換え

この記事では、「真似」「パクリ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「真似」とは?

動きや声といった表に出るところを同じように似せることを「真似」【まね】といいます。

例えば、人が手を広げて見せれば自分も同じようにするのです。

また、文章の書き方や演出の仕方を同じようにして見せます。

あえて同じようにして見せる場合もあれば、相手に確かめもせず勝手に「真似」して叱られることもあるのです。

このように、見た目に拘って動作を同じようにする行為を指します。

「パクリ」とは?

人が書き上げた作品の一部をそのまま盗み、我が物のように発表することを「パクリ」といいます。

人が悩んで考えたことを自分があたかも発想したように見せかけて世の中に出してしまうのです。

使い方としては、「有名作家の作品をパクリ、逮捕された」と犯罪にもなりかねない行為になってしまいます。

このように、人が大切にしていることを相手の承諾も得ずに自分のものにしてしまう卑劣な行為を指すのです。

「真似」と「パクリ」の違い

ここでは「真似」「パクリ」の違いを、分かりやすく解説します。

プロの演出の仕方や走り方、帽子のかぶり方を参考にして、同じようにやることを「真似」といいます。

有名人の行動を「真似するともてる」というように、あえて同じようにして周りの人の心を捉える場合もありますが、本人に内緒で「真似」して問題になってしまう場合もあるのです。

もう一方の「パクリ」は何も承諾なしに相手の発想を自分が考え出したように、世の中に発表してしまう行為を指します。

盗みとも言える卑怯な行為でもあり、社会人としてはやっていけない卑劣な行為を指すわけです。

「真似」の例文

・『舞台俳優のもの真似を披露すると、会場は驚きに包まれた』
・『姉の独特な話し方を馬鹿にするように真似していると叱られた』

「パクリ」の例文

・『俳優にパクリ疑惑が持ち上がり、芸能界を騒がせた』
・『あえてパクリでもいいので、文章を英語で書く練習をさせた』

まとめ

大半は相手を怒らす行為を指しますが、「真似」は芸を磨くためにも必要なときがあります。

どのように使うかに焦点を当てて使い分けてみるといいでしょう。