この記事では、「連絡」と「周知」の違いを分かりやすく説明していきます。
「連絡」とは?
「連絡」とは考えや情報などを相手に伝えることです。
どんなことを知らせるかや知らせる相手の数は問いませんが、相手に関しては不特定多数ではなく何らかの関係や繋がりがある人に限られます。
知らない人だったけど自分が相手に何かを知らせないといけなくなった程度の薄い繋がりでも、自分と関係や繋がりのある誰かに知らせることが「連絡」です。
「周知」とは?
「周知」とは広く知れ渡っていることや知れ渡らせることです。
これもどんなことを知らせるかは問わない点は連絡と同じですが、「周知」は不特定多数に対して行うものという特徴があります。
自分と関係ある人にも無関係の人にも知れ渡らせることですが、特に自分と関係がない不特定多数に知らせることという点を重視して使われることが多い言葉です。
「連絡」と「周知」の違い
「連絡」と「周知」の違いを、分かりやすく解説します。
自分と大なり小なり関係のある人に対して何かを知らせることが「連絡」で、不特定多数の大勢に対して何かを知らせることが「周知」です。
「連絡」は数の大小はあっても知らせる人数は決まっていることがほとんどですが、「周知」はどれだけの人に知らせればいいかは決まっておらず、知っている人が多ければ多いほどいいという扱いで情報を知っている人数を増やします。
「連絡」の例文
・『友人と連絡がつかない』
・『忘年会の予定を職場の全員に連絡する』
「周知」の例文
・『新しい政策が周知される』
・『この機械が持つ危険性を周知させる』
まとめ
関係がある相手へ知らせることが「連絡」で、関係のあるなしは問わないか関係のない不特定多数に知らせることが「周知」です。
「連絡」は知らせる人数の最大数が決まっているケースも多いですが、「周知」との違いとして最も重要なポイントは関係のある相手かない相手かという点になります。