「難しい」とは?言い換えを徹底解釈

「難しい」とは?言い換え

この記事では、「難しい」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「難しい」という言葉の意味

左側にある「火などの災いが起こらないように祈る巫女」と、右側にある「尾の短い小鳥」の象形から成り立っている「難」という文字は、災いに見舞われた際に、鳥をそなえて祈る風習から使われ始め、そこから「難」「災い」を意味する漢字として誕生しました。

室町時代のころまで「むつかし」という表記で使われていた「難しい」という言葉の1つ目の意味は「複雑で理解しにくい」です。

2つ目は「不機嫌」「不愉快」であるさまを表す意味で使われています。

「難しい」のポジティブな言い換え

「難しい」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『タフ』
「手強い」「たくましい」などを意味する英単語「tough」から派生した言葉で、非常に丈夫で、少々のことではめげない様子を表す文言になります。

・『厳粛(げんしゅく)』
「厳しくて、おごそかな」様子を表す言葉で、持っている知性が上回って、欲望などに支配されない性格を指して使われる表現になります。

・『荘厳(そうごん/しょうごん)な』
「厳かで美しい」さまを示す言葉で、そのもの自体の様子や雰囲気などが重々しくて威厳がある様子を示す意味合いで使われています。

・『狭き門(せまきもん)』
元々はキリスト教において使われ始めた言葉で、「救われるまでに至る道のりが困難である」さまを意味し、転じて「競争者が多く、就職や入学などが一筋縄ではいかない」様子を表す言葉になります。

「難しい」の類語や言い換え

「難しい」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『難儀(なんぎ)』
「悩み苦しむ」さまや「大変面倒な」様子を表す言葉で、方言のイメージが強い文言ですが、実際には標準語の範疇に入っている文言になります。

・『煩雑(はんざつ)』
「混み入っていて煩わしい」様子を表す言葉で、複雑でわかりにくかったり、物事が入り混じっていてややこしい様子を表す際に使われています。

『難解(なんかい)』
局面が入り混じって、形勢の優劣を付けにくい状況を表す言葉で、「解釈がしにくい」さまや「わかりにくい」様子などを示す言葉です。

・『苦心(くしん)する』
ある事柄などを成し遂げるために心を悩ませている様子を表す言葉で、「心を砕いて、苦労する」さまを示す表現になります。

まとめ

今回は「難しい」という言葉について紹介しました。

「難しい」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。