この記事では、「たっぷり」と「いっぱい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「たっぷり」とは?
限られた容器の中に並々と水を入れることを「たっぷり」といいます。
例えば、湯のみにもうこれ以上お湯を注ぎ入れると溢れてしまう手前まで入れる状態を指すのです。
使い方としては、「湯船にたっぷりお湯を入れた」といえば人が入浴したとき溢れてしまいそうになるほどお湯を入れます。
また、「牛に栄養をたっぷり与えた」と、これ以上与えなくてもいいと思う量を与えるのです。
「いっぱい」とは?
箱の中に隙間がないほどお菓子が入っている状態を「いっぱい」といいます。
また、「お椀いっぱい分の味噌汁をよそう」といった使い方もできるのです。
また、仕事が終わった後、料理を食べながら話を楽しみたいと思う相手を誘うとき、「いっぱいやりましょう」と誘う台詞としても使われています。
このように、茶碗1杯分として使ったり、もう入れられないほどたくさん入っている状態を伝えられるのです。
「たっぷり」と「いっぱい」の違い
ここでは「たっぷり」と「いっぱい」の違いを、分かりやすく解説します。
容器の中にもう入らないと思うほど液体を入れることを「たっぷり」といいます。
「いっぱい」よりも中身がかなりたくさん入っている状態を指したり、蜂蜜や佃煮を通常の量ではなく、山盛りのせる状態を表します。
もう一方の「いっぱい」は物が普通よりもかなりたくさん入っている状態を指すのです。
このように、普通よりも数が多い状態を伝えるときに使われています。
「たっぷり」の例文
・『子供が大好きな蜂蜜をたっぷり塗って食べさせた』
・『早く到着したので、開店までたっぷり1時間ある』
「いっぱい」の例文
・『炒飯をいっぱい作ったので、隣人にも食べてもらった』
・『炊き出しに並ぶと、丼いっぱい分の煮物が貰えた』
まとめ
容量がいかにたくさん入っているか、多くの数があるかの違いにより使い分けます。
使い分けを学び、状態によりうまく伝えてみましょう。