この記事では、「五月蝿い」と「煩い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「五月蝿い」とは?
鬱陶しいというニュアンスで使うことが多い言葉です。
「五月蝿い」という言葉は、五月の蝿が飛び回ってとてもうるさいということから、「五月蝿い」という漢字が当てられたものだと考えられます。
「煩い」とは?
煩わしいというニュアンスで使うことが多い言葉です。
「煩い」という言葉は、「煩」という漢字が「悩みで熱が出て頭痛がするさま」を表しており、「わずらう」「思いなやむ」などの意味があります。
「五月蝿い」と「煩い」の違い
「五月蝿い」と「煩い」の違いを、分かりやすく解説します。
「五月蝿い」と「煩い」はどちらも「うるさい」という読み方で、物音が大きすぎて耳障りであることや、しつこくて邪魔であることを表す言葉です。
しかし、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。
「五月蝿い」は鬱陶しいというニュアンスで使うことが多く、物音が大きすぎて耳障りであることや、どこまでもつきまとって邪魔で煩わしいことを表します。
その一方で、「煩い」は煩わしいというニュアンスで使うことが多く、物音が大きすぎて耳障りであることや、注文や主張や批評などが多すぎてわずらわしく感じられることを表します。
「五月蝿い」の例文
・『隣の家の子供が五月蝿いので、非常に迷惑だ』
・『営業の人の電話がしつこく五月蝿いを感じた』
「煩い」の例文
・『姑が煩いので夫の実家にはあまり行きたくないと感じる』
・『テレビの音が煩いと思う』
まとめ
「五月蝿い」は、物音が大きくて耳障りであることや、しつこくて邪魔であることを表します。
鬱陶しいというニュアンスが強い言葉です。
その一方で、「煩い」は、物音が大きくて耳障りであることや、注文や主張や批評などが多すぎてわずらわしいことを表します。
面倒だというニュアンスが強い言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。