人の性格が優しくて落ち着いている様を表す言葉には「おおらか」や「穏やか」があります。
この記事では、「おおらか」と「穏やか」の相違点を分かりやすく説明していきます。
「おおらか」とは?
「おおらか」とは人の心がゆったりとしている様や優しいことを表す言葉です。
「おおらか」は漢字で「大らか」や「多らか」と書きますが、基本的にはひらがなの「おおらか」が使われています。
「おおらか」の類義語には「おっとり」がありますが、こちらは仕草や人柄が落ち着いていることを表す言葉であり、「おっとり系」という風に使います。
「穏やか」とは?
「穏やか」とは物事や状況が静かで落ち着いていることを表す言葉です。
「穏やか」はこれ以外にも人の気持ちが物静かなことや落ち着いてるを表す時にも使います。
「穏やか」はさらに極端でないことや受け入れやすいものを表す時にも使うことが可能です。
「穏やか」の類義語には「優しい」や「大人しい」があり、特に後者は人の性格を表す時のみで使います。
「穏やか」は英語で“gentle”や“calm”と表現します。
「おおらか」と「穏やか」の違い
「おおらか」は人の心がゆったりとしていることや優しいことを表す言葉です。
「穏やか」も同じような人の性格を表す意味がありますが、これ以外にも天候や状況などが落ち着いていることを表す時にも使います。
「おおらか」の例文
・『その商人はおおらかな性格だったので、自然に人望が高くなっていきました』
・『彼はおおらかな性格で知られていますが、自分のバンドに対しては厳しく当たります』
「穏やか」の例文
・『穏やかじゃない状況になってきたので、逃げだす準備しておきましょう』
・『卒論が終わったので久しぶりに穏やかな日々を過ごしています』
まとめ
「おおらか」や「穏やか」は人の性格がゆったりとしていることや優しいことを表す時に使います。
「穏やか」はこれ以外にも物事や現象が落ち着いていることを表す時も使うことが可能です。