この記事では、「そして」と「それに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そして」とは?
前の事柄に、後のことがあをつけ加えることを意味する言葉です。
前の事柄と後の事柄は、時間的にも意味的にも関連があることが多いと考えられます。
「それに」とは?
前の事柄に加え、もう1つの事柄を付け加えることを意味する言葉です。
前の事柄と後の事柄は、内容的に関係があることが多いと考えられます。
「そして」と「それに」の違い
「そして」と「それに」の違いを、分かりやすく解説します。
「そして」と「それに」は、共に接続詞として使用されることがありますが、意味や使用される場面に違いがあります。
「そして」は、前の文と後の文をつなげる際に使用する言葉です。
前の文と後の文には、継続、結果、付加などの関係があります。
その一方で、「それに」は、前の文に対し、後の文を付け加える際に使用する言葉です。
前の文と後の文には、同じ内容や理由、理屈などの関係があると考えられます。
「そして」の例文
・『彼女は休みの日は、買い物に出かけた。そして、友人と飲みに行くことにしたので、きっと良い一日になったことだろう』
・『彼は努力家で、誠実で、そして、顔も格好良いので、非の打ち所がない。だが、それが逆に腹ただしい』
「それに」の例文
・『彼は大きな失敗を犯した。それに、謝罪の言葉もなかったので、周りの人たちからは非難轟々だ』
・『このレストランの料理はとても美味しい。それに、リーズナブルなので、今度は彼女を連れてこようと思った』
まとめ
「そして」は、andやthenの意味に近く、同じ事柄や異なる事柄を列挙したり、時間的な順序や意味的な関係を表したりする言葉です。
その一方で、「それに」は、「in addition」や、「moreover」に近い意味をもち、説明や理由を追加したり、強調したりすると言えるでしょう。