「キャリア」と「プロバイダ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「キャリア」と「プロバイダ」の違いとは?言い換え

この記事では、「キャリア」「プロバイダ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「キャリア」とは?

「キャリア」とはインターネットの回線を取り扱う業者です。

インターネットは端末から回線を通ってサーバーとやり取りするという構造になっていて、回線とはいわばデータが移動するための道路にあたります。

一般道と高速道路では出せる速度やその道を通るための料金が違うように、限界速度を決めるインフラを担当しているのが「キャリア」です。

サーバーまでの道路を提供しているだけなので、「キャリア」との契約だけではデータをやり取りするサーバーの位置がわからずインターネットは繋がりません。

「プロバイダ」とは?

「プロバイダ」とは回線を使ってインターネットを繋げる業者です。

インターネットでデータをやり取りするには回線を通る必要がありますが、宛先がないと手紙が届かないのと同じで、IPというインターネットにおける住所にあたるものが定まっていなければデータをやり取りできません。

その住所に当たる識別情報を割り振ってくれるのが「プロバイダ」です。

「プロバイダ」によってデータをやり取りするためのIPが定まりますが、住所があっても道路がなければ移動できないので、「プロバイダ」との契約だけではインターネットに繋がりません。

「キャリア」と「プロバイダ」の違い

「キャリア」「プロバイダ」の違いを、分かりやすく解説します。

インターネットの回線を取り扱う業者が「キャリア」で、インターネットを繋げるための業者が「プロバイダ」です。

インターネットでデータの信号をやり取りするための道路にあたるインフラを担当しているのが「キャリア」で、データの信号をどこに届ければいいかを担当しているのが「プロバイダ」と言えます。

まとめ

どちらもセットになった契約も多いので違いが曖昧になりがちですが、インターネットの回線そのものを取り扱うのが「キャリア」で、その回線を使って端末をインターネットに繋げるのが「プロバイダ」です。

道路のようなインフラ担当と、住所を決めてデータを届ける郵送担当と考えると違いがわかりやすいでしょう。