「しかし」と「ただし」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「しかし」と「ただし」の違いとは?言い換え

この記事では、「しかし」「ただし」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しかし」とは?

しかしは逆接の接続詞で、今まで述べてきたことを受けてそれと反対のことを述べる場合や話題を転じる時に用いられます。

しかしの語源は「しかしながら」で、省略して「しかし」になりました。

また、「しかし本当によくできている」というように、感情をこめて言う時に用いられることもあります。

「ただし」とは?

ただしは補足の接続詞で、前に述べたことを受けて条件や例外などを補足する場合に用いられます。

副詞の「ただ」「副助詞」「し」が付いた言葉で、漢字では「但し」と書きます。

それからただしは、前に述べた事柄に対し疑問や推量を導く場合に用いられることもあります。

その場合には、ひょっとするととかもしかしたらといった意味になります。

「しかし」と「ただし」の違い

しかしもただしも前の事柄と後の事柄をつなぐ接続詞です。

しかしは前の事柄を受けてその反対の事柄を述べる場合に用いられますが、ただしは前の事柄を受けて条件や例外を補足する場合に用いられます。

しかしは逆接の接続詞で、ただしは補足の接続詞です。

「しかし」の例文

・『子どもは無邪気で可愛いです。しかし、嘘をつくこともあります』
・『私は揚げ物が大好きです。しかし、健康には良くありません』
・『彼女はあまり自信がありませんでした。しかし、見事に成功させることができました』

「ただし」の例文

・『飲み物はすべてのメニューの中から選べます。ただし、オレンジジュースは売り切れです』
・『彼は甘いスイーツが大好きです。ただし、チョコレートケーキはあまり好きではありません』
・『5000円以上購入すると割引券がもらえます。ただし、利用できるのは翌日以降です』

まとめ

しかしは前の事柄を受けて反対の事柄を述べる場合に用いられる接続詞で、ただしは前の事柄を受けて条件や例外を補足する接続詞です。