この記事では、「真実」と「本当」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「真実」とは?
嘘をついて騙すことのない本当の真相を指すのが「真実」【しんじつ】です。
例えば、事故を起こした行為は事実になりますが、なぜそのような問題を起こしてしまったか本人の心に焦点を当てて真相を明らかにします。
また、いかに嘘偽りではないか知るために聞き出しを徹底して、事故が起きた理由を根本的に解決していくのです。
この言葉の由来は本当のという意味の「真」と、ありのままを表す「実」からなるところに真相は何か具体的に探る言葉となります。
「本当」とは?
作り話や偽りではない出来事と伝えられるのが「本当」【ほんとう】です。
実際に起きた出来事を自ら見たとき、「本当に人面魚が泳いでいた」と今見た事実を伝えます。
いかに現実の状態であるか信じてもらえるように分かりやすく順を追って話すのです。
それでも疑う人に対して「本当だ、信じてくれ」と撮影した動画を見せたり、写真といった証拠になるものを見せて納得してもらう場合もあります。
「真実」と「本当」の違い
ここでは「真実」と「本当」の違いを、分かりやすく解説します。
事件を起こした事実からその原因を本人から聞き出すため気持ちに耳を傾けるのです。
何が彼をそのような行動させたかその真相に迫っていく場面で使います。
もう一方の「本当」は自らが空想した話ではなく、実際に目で見た出来事であると伝えるのです。
今そこで子どもがバイクの下敷きになっていた、電車内に蛇がいたと人に話すとき信じてもらえるように「本当の話だ」と伝えます。
また、相手に早く信じてもらい現場に駆けつけて、問題を解決するように行動させるのです。
「真実」の例文
・『部長は真実を聞き出すため、部下を家に呼び出した』
・『村で起きた事件の真実は1つしかないと確信した』
「本当」の例文
・『本当に自分の落し物か確かめるため、駅室に向かった』
・『学生が本当に留学の費用を払ったか早急に調べた』
まとめ
何がどこで起きたかを明らかにするために使う言葉ではありますが、何を取り上げるかにより使い方も変わってきます。
そこに注目して、使ってみましょう。