「執着心」と「依存心」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「執着心」と「依存心」の違いとは?言い換え

この記事では、「執着心」「依存心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「執着心」とは?

執着心とは、特定の物事に執着する気持ちや強いこだわりのことをいいます。

執着には、1つのことに心をとらわれてしまいそこから離れられなくなるという意味があります。

「執着心が強い」とか「執着心がない」といった使い方をします。

執着心が強いという場合には強いこだわりがあることを表していて、ネガティブな意味で用いられることが多いです。

「依存心」とは?

依存心とは、誰かを頼ってすがろうとする気持ちのことをいいます。

依存には、他のものに頼って生活したり存在したりするという意味があります。

何かに対して絶えず必要とする状態を表しています。

「依存心が強い」といったりします。

「執着心」と「依存心」の違い

執着心も依存心も、特定の何かに強くこだわる気持ちをいいます。

執着心はそこから離れられないというニュアンスが強く、依存心は頼りたいという気持が強いことを表しています。

依存心なのか執着心なのか、区別がつかない場合もあります。

「執着心」の例文

・『彼のお金に対する執着心が強いのは、子どもの頃に貧しくて苦労したせいだと思います』
・『別れた恋人に対する執着心が消えません』
・『兄は実家に対する執着心が強いので、売却しようと提案してもきっと反対するでしょう』

「依存心」の例文

・『彼女は夫への依存心が強く、何をするにも一々夫に判断してもらっています』
・『恋人への依存心が強い人は、自分に自信がないことが多いです』
・『依存心が強いことは自覚していますが、どうやって克服すればよいのか分かりません』

まとめ

執着心も依存心も、特定の何かに強くこだわる気持ちを表しています。

執着心はそのことに心を奪われ、離れられなくなってしまう気持をいいます。

それに対して依存心は、特定の誰かや何かに頼ったりすがりたいという気持を表しています。